
コラム
治療を受けた歯は虫歯にならない?虫歯の再発を防ぐために気を付けること

虫歯治療を受けたあとは「治療したしもう虫歯にはならないだろう」と、考えている方はいらっしゃいませんか?
実は、一度エナメル質が溶かされて人工物で補修した歯は、天然歯よりも虫歯になりやすいといわれています。
そこで今回は、治療を受けた歯に虫歯が再発する「二次カリエス」について解説します。
治療を受けた後に気を付けたいことも合わせて解説するので、ぜひ参考にしていただきお口の健康を守りましょう!
治療を受けた歯が虫歯になる「二次カリエス」とは
皆さんは、「二次カリエス」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
カリエスとは歯科用語で「虫歯(う蝕)」を指し、「二次カリエス」は一度治療を受けた歯が再び虫歯になっていることを意味します。
なかでも、詰め物や被せ物で歯を補う治療をした歯は、残っている歯と人工物の間のすき間から細菌が侵入して、虫歯が再発しやすくなってしまうのです。
一度治療を受けた歯が虫歯になることは珍しくなく、治療を受けていない天然歯よりも虫歯の発症率が高いという研究結果も報告されています。
治療を受けた歯に虫歯が再発する原因
一度は治療を受けて治った歯なのに、虫歯が再発してしまう原因はなんなのか、気になる方も多いでしょう。
二次カリエスが発生する原因は、次のようなものがあります。
- 詰め物・被せ物の素材が劣化している
- 治療のときに虫歯を取り切れていなかった
- お口の中が不衛生な状態で歯ぎしりなどをしている
二次カリエスの多くは、詰め物・被せ物の下で虫歯が広がり、気が付いたことには進行するケースです。
お口の中を清潔な状態に保ち、歯や詰め物・被せ物にダメージを与える歯ぎしりなどの習慣も改善するよう心がけるとよいでしょう。
虫歯を再発させないために気を付けること

歯科先進国のスウェーデンで行われた研究によると、人が30年間にかかる虫歯のうち80%以上は二次カリエスであるという結果が報告されています。
それほど、二次カリエスの発生を防ぐのは難しいのですが、少し意識を変えることで予防することも可能です。
ここでは、虫歯を再発させないために気を付けたいことをご紹介します。
セルフケアの質を高める
虫歯の原因の多くは、歯や歯ぐきの周りについたプラーク(歯垢)の中にある細菌です。
治療箇所のわずかなすき間から細菌が侵入して、二次カリエスを引き起こしてしまうのです。
そのため、治療を受けた歯の周りは念入りに磨くようにし、お口の状態に合わせて歯間ブラシやデンタルフロスもうまく活用するとよいでしょう。
歯ぎしりをしていないか確認する
睡眠中に歯ぎしりをしていると、治療箇所に力が加わってすき間ができやすくなったり、天然歯にヒビが入ったりして、細菌の侵入を安易なものにしてしまいます。
睡眠中の癖を改善するのは難しいので、ダメージを軽減させるためのナイトガード(マウスピース)を装着して対応します。
ご自身が歯ぎしりをしているか分からない場合は、歯科医院へ気軽に相談してみましょう。
劣化しにくい素材で治療を受ける
歯科治療を受けるときは、歯との適合がよく劣化しにくい素材を選ぶことも、二次カリエスを防ぐ方法として有効です。
保険適用で使用される素材は、汚れがつきやすかったり歯を削る量が多くなったりと、二次カリエスの原因となることも珍しくありません。
自由診療では、部位や歯の状態に適したさまざまな素材から選べるため、二次カリエスのリスクを少なくすることができます。
虫歯の再発は定期的な歯科検診で防ぎましょう
神経の処置を受けた歯は、虫歯が再発していても違和感を覚えにくいため、自分で異変に気が付けないことがほとんどです。
また、二次カリエスの特徴として、詰め物・被せ物の下など発見しにくい場所で広がる傾向にあります。
定期的に歯科医院で検診を受けておくことで、早期にトラブルを発見できるだけでなく、虫歯が再発しにくい口内環境へ整えることもできるでしょう!
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