歯周病治療
こんなことで
お悩みではありませんか?
- きちんと歯磨きしているのに、歯周病が良くならない
- 定期検診に通っているのに、歯周病になってしまった
- 歯周病を予防して自分の歯を守り続けたい
- 歯周病にならないように、しっかりと予防したい
- 歯がしみる
- ものを噛むと歯が痛む
- 噛んだ時に違和感がある
- 「歯が擦り減っている」と言われた
など
このようなことでお悩みでしたら、一度廿日市市のむらかみ歯科クリニックへご相談ください。
歯周病と“歯ぎしり”の関係
一般的に“細菌が原因”と言われていますが…
一般的に歯周病の原因は細菌と言われていますが、虫歯もそうなのですが、当院では細菌だけが原因で起こるものではないと考えています。
当院では歯周病の大きな原因に“歯ぎしり”があると考えています。
歯ぎしりから起こる歯周病
歯ぎしりをすると自分の体重の4~5倍もの力が歯に加わることになります。
すると強い力で歯が引きずり回されるような状態となり、まわりの骨が破壊されてしまいます。
そうして歯のまわりの骨が壊されて、隙間ができたところに細菌が侵入してしまい、歯周病の原因となるのです。
歯のまわりの歯茎には豊富な毛細血管があり、これが「何か異常は起こっていないか?」と常に巡回し見張ってくれています。
細菌がそうした防御機能を破って侵入しようとしても、かなりの時間がかかります。
ですが、強い力が加わって歯のまわりの骨が破壊され、隙間ができたところに細菌が侵入するのはそんなに難しいことではありません。
そのため、すごくお口の中をきれいにされているのに、定期検診に通われているのに、「歯周病になってしまった…」ということが起こるのです。
歯周病になるもう1つの原因
歯周病になる原因として、歯ぎしり以外に別の要因があると考えていて、それは“舌の筋力の低下”です。
睡眠中歯ぎしりが起こるのは、舌の筋力が低下しているため正しい位置にキープできず、後退してしまって気道を塞ぐからです。
皆様、普段あまり舌の筋肉を使うことを意識したことがないと思いますが、舌は味を感じるだけでなく、食事の時に様々な働きをしてくれているのです。
食事中の舌の働き
例えば、“うずらの卵を口の中に入れた”と想像してみてください。
あのツルツルしたものを1回で噛みつぶすのは難しいように思われますが、皆様、1回でつぶせますよね?
なぜかと言うと、歯列という細い部分からうずらの卵を落とさないように、舌が卵をすっと寄せてくれているのです。
また、頬と唇の筋肉が外側からキュッと締めてくれているのです。
それでうずらの卵を落とさずに噛みつぶすことができているというわけです。
こうしてうずらの卵を噛みつぶす時、舌や頬の筋肉を使っています。
うずらの卵のような柔らかいものなら誰でもつぶせるかもしれませんが、硬いものを噛みつぶそうと思ったら、舌と頬の両側からしっかりと押さえないといけません。
柔らかいものばかりを食べる今、歯ぎしりをしない人は実はいない
本来、歯ごたえのあるものを噛むことで、自然と舌や頬、唇の筋力は鍛えられます。
ですが、これは小さい頃から歯ごたえのあるものを噛まない限りは、養われないものなのです。
現在は食の欧米化により、柔らかい食べ物を好むようになり、「口の中でとろける」という賛辞からもわかるように、みんながそれを良しとしている傾向にあります。
こうして柔らかいものばかりを食べる現代人の舌の筋力は低下してしまっているため、“歯ぎしりをしない人は実はいない”というのが当院の考え方です。
つまりそれは“誰もが歯周病にかかるリスクを持っている”ということです。
「一生懸命歯を磨いているのに、どうして歯周病に…」という方は、歯周病は細菌だけの問題ではなく、根本に歯ぎしりや舌の筋力の低下、引いては食事の内容や食べ方、生活習慣に問題があるということをよく知るようにしましょう。