健康な体で元気に長生きするため、人間ドックや健康診断を受ける人は多いです。
一方で、定期的に「歯」の検診を受けている人はどれほどいるでしょうか？
実際には、むし歯や歯周病などの病気になってから歯科医院を受診する人がほとんどですが、最近では病気を未然に防ぐための予防歯科に力を入れている歯科医院が増えています。
そこで今回は、いつまでも健康な歯でいるために知っておきたい、予防歯科の考え方とメリットについて解説します。

予防歯科とは？

予防歯科とは、むし歯などの病気になってから治療をするのではなく、病気になる前の予防を大切にする考え方のことです。
病気になったとしても医学的には治すことは可能ですが、どうしても歯を削ったり詰め物をすることになるため、本来自分が持っていた歯には二度と戻ることができません。

したがって、自分の天然歯を守るためには、病気にならないようなケア、つまりは予防歯科が大切なのです。

予防歯科のメリットとは？

予防歯科には次のような4つのメリットがあります。

歯の健康寿命が伸びる

予防歯科のために定期的に歯科医院で検診を受けている人とそうでない人では、年齢を重ねてから残る歯の数が変わってきます。
いつまでも健康な歯を保つことができれば、義歯などに頼らず、毎日自分の歯で食事を楽しむことができます。

お口の健康が全身の健康につながる

さまざまな研究により、歯周病は糖尿病や脳卒中、心臓病など他の病気にも影響を与えることが分かっています。
したがって、予防歯科を取り入れて歯周病を未然に防ぐことは、全身の健康を守ることにつながると言えるでしょう。

家族全員のお口の健康を守ることができる

むし歯や歯周病は「感染症」です。
つまり、家族同士のスキンシップなどを通して伝染する可能性があるため、予防をすることが家族全員のお口の健康を守ることにつながります。

治療負担が軽減する

定期的に歯科医院を受診することで、むし歯などの病気を早期に発見できます。
病気が軽症のうちに治療できれば、そのぶん治療にかかる費用や時間、そして、身体的精神的負担を軽減することが可能です。

予防歯科では何をするの？

予防歯科には、毎日自宅で行うセルフケアと、定期的に歯科医院で行うプロケア（プロフェッショナルケア）の2種類があります。
この2つを掛け合わせながら、継続してケアを行うことが予防歯科では重要です。

自宅で行うセルフケア

むし歯や歯周病の原因となる歯垢が残らないように、歯科医院で指導された方法で毎日食後に丁寧なブラッシングをします。
歯ブラシで取り切れない歯垢は、歯間ブラシやデンタルフロスを用いてできるだけ落とすようにしましょう。

口内環境を整えるために、ダラダラ食べをせず、決まった時間に食事やおやつをとることも
大切です。

歯科医院で行うプロケア

歯科医院で行う定期検診では、むし歯や歯周病の症状や進行度合いをチェックします。
セルフケアが不十分であれば再度ブラッシングの指導をしたり、歯のクリーニングや歯石除去、フッ素塗布などセルフケアではできない専門的なメンテナンスを行います。

予防歯科で自分の歯を守ろう

いつまでも自分の歯で元気に生活をするためには、病気になる前のケアが大切です。
お口の中の環境を整えることで、歯の健康だけでなく、全身の健康を守ることもできます。

当院では「予防」を診療の中心に据えており、歯の健康状態はもちろんのこと、食生活や生活習慣などを踏まえた総合的な予防歯科を行っています。
気になる症状がある場合は、お気軽にご相談ください。

医院紹介

【医院名】むらかみ歯科クリニック

【住所】広島県廿日市市廿日市1-6-39

【電話対応】0120-841-060（フリーダイヤル）

【診療時間】
月火木金：9:00～13:00／14:30～18:30
　土　：9:00～13:00／14:00～19:00

【休診日】水曜日・日曜日・祝日

【最寄り駅】JR山陽本線「廿日市駅」／広島電鉄宮島線「広電廿日市駅」